さて、この項では、年越し宗谷岬に持っていった装備を紹介していきます。
ご参考になれば幸いです。
全ては描き切れなかったので主要装備を抜粋。
【全装備】
持って行ったものは全てモレスキンに書き留めてありましたので、それを元に公開。
・バイク全景
ラフアンドロードのアルミキャリアに、ネイチャーハイクのドライバック。
このネイチャーハイクのドライバックは80Lで4000円台と安価なのですが、開口部が狭く冬用シュラフの出し入れなどの際にストレスです。
やはり開口部が大きくとられているメジャーブランドの物の方が良いかな?
タイヤはMT21に、ebayで一本13円くらいで買ったチップピンを全ての山に打ち込みました。いわゆるフルピン。センターだけでも良かったかもしれませんが、不測の事態に備えて。
2019年10月追記:
寒くなってきて、色々思い出したので追記。
1.キャブの左右を、プラ板で覆いました。(アイシング対策)XRはキャブが奥まった構造(整備性最悪と読む)ので、大丈夫かも。対策していないXRがいましたが普通に走っていたので。
2.ワイヤー類は、全てエンジンオイルを注油しました。
ワイヤー内がオイルで満たされていれば水分がつかない=凍ってケーブルが切れるのを防げる。
手順としてはこちらのサイトを参考にしました;
http://www1.synapse.ne.jp/s-hara/bandit/oil-wire.html
また、メーターケーブルのタイヤ側の隙間を電装テープで防水。
=水が入らない凍らない、以下同上
ー追記終わり。
2019/10/13 追記
別件で写真撮ったので。
メーターケーブルタイヤ側の隙間というのは、下記のテープ巻いてる部分。
ここから入り込んだ水分が、ギアで固まりケーブルを破断させると考えた。
一年経っているが、何もなかったのでそのままである…
Amazon | 3M スコッチ 電気絶縁用ビニールテープ 117 ベージュ色 19mmX10m 10巻パック | 絶縁テープ | 産業・研究開発用品 通販
ー追記終わり
下穴用、チャックにピンを噛ました打ち込み用の2本のドリルで作業しました。丸3日かかりました。この辺の詳しい作業手順は他のサイトの方が詳しいので割愛。
また、パンク用のパッチのほかにF、Rのチューブを持参。
左右の振り分けバックに、ENDURISTANのブリザードLを使いました。
定評のあるバックなので特に書くことはありません。
ちなみにバイクはXR250 MD30、多分2003年モデルかな。
ウェア編(ライディング時)
・アウターレイヤー他
ヘルメットはSHOEIのHORNET ADV、最新モデル。
旧型から使い続けているお気に入りです。
ピンロックの威力は絶大で、シールドの曇りには悩まされませんでした。
コミネのフェイスマスクと併用、停車時は眼鏡が曇りますが走行中は問題ありません。
しかし頭が大きい自分は、マスクの装着にかなり難儀しました。
しかし、年越し宗谷岬がきっかけで今まで使っていなかったフェイスマスクの効果を実感。帰って来た後、バラクラバタイプの物を新たに購入しました。
バラクラバタイプの物の利点は、ヘルメットを被るときにマスクがズレないこと。
バラクラバタイプの物の効果は別途レビューしようと思います。
グローブはラフアンドロードのゴアッテクスグローブ。
型落ちのものを、都内に出張に行ったときに本店で購入。6980円でした。
さすがゴアッテクス、手汗で蒸れて着脱に手間取るような事はありませんでした。
DFGのナビゲータージャケットの上下を着ていきました。
アドベンチャージャケットでハードなライディングも考慮した作りですので、さすがに長時間走ると芯まで冷えました。しかし、寒くて堪らないというほどではないです。
プロテクターも入ってるいるので、転倒のリスクが高いことを考慮してライジャケを選択。出発前に、透湿素材用の洗剤で洗濯し撥水加工を施しました。
現地では、ワークマンのイージスを着ている人が多かったです。
靴下はモンベルのメリノウールエクスペディション ソックスを選択。一組2900円もする超高級ソックス。3組持っていきました。
そういえば、ソックスをモンベルに買いに行ったときに、ゴアテックスのソックスがあるのも見つけましたが9,000円もしてました...。
上には上があるようです。
ソレルのBEAR XTと組み合わせました。
全く寒さは感じませんでした。しかし汗が蓄積されると耐え難い汗冷えになり、2日に1回はソックスを履き替える必要があります。
ソレルは靴先の形状が比較的フラットで、シフトフィーリングが良さそうなのでこのモデルにしてます。結果、違和感を抱くことなくシフト操作が可能でした。
2019/11/15追記:
ただ今ヤフオクで上記のソレル出品中です。格安で出品してるのでご検討下さい。
ソレル 11インチ 29cm スノーブーツ 美品
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x654872042
追記終わり
・ ミドルレイヤー
モンベルのクリマプラス100を選択。
モンベルのフリースシリーズの中で2番目に暖かいモデルです。
プルオーバーにしたのは安いから...サムホールもあり非常に暖かい。
でもモンベルはデザインがね...。
更に、ユニクロのULダウンベストを着ました。
下は、ミドルレイヤーなしです。
・ベースレイヤー
モンベルの下着で最も暖かい EXPモデルをチョイス。
高すぎませんか?上下で13000円、下着で。
さすがに上下メリノウールにはできなかったので、下は化繊をチョイス。
確かにメリノウールは汗冷えはありません、速乾性は素晴らしい。
しかし、登山ほど動かないライディング、しかも氷点下の走行ではそこまで速乾性はいらないかも...。
結局、上はユニクロの中厚手のヒートテックを、上陸前に着ていたまま過ごしました。
下は、ジオラインで過ごしました。
ヒートテックでも不満なし、年越し宗谷岬だけの為に買う必要はないかもしれません。
普段のヤヤガレの林道ツーリングなどでは速乾性の効果を実感するので、今後も使う予定がある人は試してみるのもいいかも。
ウェア編(サイト場にて)
寝るときは、DFGのジャケットを脱いでいました。
・アウターレイヤー
ユニクロのULダウンのフード付きジャケット。
4年物だったので、ダウン用の洗剤で洗った後、撥水加工を施しました。
本当はシェルジャケットを上にさらに羽織る予定だったのですが、出発前にパッキングするとそこまでストレージに余裕がないことが分かり置いてきました。
風がなければー10度でも余裕だったのですが、宗谷岬の強風ではー1度でもきつかったです。やはり、防風の機能をもつシェルは必要でした。
帽子は、コーナンで買った作業用のもの。400円くらい、不満なし。
指なしグローブは100均、これとは別に指ありの薄手の物をサイト用に持って行きました。
下は、ロゴスのダウンパンツを履いていました。
LIPNERという別ブランドで出しているのですが、5000円ほどで満足のいくロゴスクオリティでした。他の同価格帯のレビューを見ていると抜け毛が酷いなどのコメントがありましたが、これに関してはそのような不満はありませんでした。
2024.2_廃番になったのでナンガのダウンパンツ貼っときます
汗で濡れたソックスでも、足の冷えを感じる事はありませんでした。
いよいよソックスの替えがなくなった時は直履き。
それでも不快な感じはありませんでした。高いけどね...。化繊モデルもありますが価格
差を考えるとダウン一択かな。
バイク車体編
ZETA CWハンドカバー(6,600円+税)
ENDURANCE グリップヒーター(9,000円+税)
ENDURANCE エンデュランス/グリップヒーターHG125 12V車、ハンドル径22.2mm
オイルを普段の10W-40から5W-40に変更。
ZETAのハンドカバーは、ハンドガードにZETAを使っているのならかなりお勧めです。
まず、付いているハンドガードを外す必要がない。
汎用のハンドカバーと違い、スイッチまでも覆われるのでウィンカーなどの操作の度に手を出す必要がない。
開口部がしっかりと確保されているので手の出し入れも容易です。
また、なんといっても非常にデザインが(ハンドカバーとしては)洗練されています。
ENDURANCEのグリヒは、電圧系つき。季節を問わず使える機能です。
また、一定の電圧になると回路をオフにするマイコン制御付。グリップの太さも純正に近く違和感がありません。
この組み合わせで全く寒さを感じる事はありませんでした。
ただ、少し高い。ハンドカバーは汎用の4倍、グリヒは1.5倍といったところでしょうか。
その他には、キャブの周りをプラ板で多いアイシング対策としました。アイシング対策なしのXRでも走行は出来ていたので効果のほどは不明です。
その他
テントはケシュアのクイックハイカー2、ポールの差し込みが非常に硬く、力のない女性では組み立ては難しいかも。それ以外は、コスパのいいテントです。
今回はフライとインナーの袋を分ける事で、撤収時間の短縮を狙いました。
吹雪の中撤収する際などに効果的でした。
また雪ペグも持ち込みました、下がコンクリでペグが打てない場面があったので役に立ちました。
BUNDOKのソロドームもあるのですが、シュラフなど荷物が多い今回のツーリングでは役不足と考え使いませんでした。宗谷岬などで使っている人を何人か見かけました。
Amazon.co.jp: BUNDOK(バンドック) ソロ ドーム 1 BDK-08 【1人用】 テント 収納ケース付 コンパクト収納 : スポーツ&アウトドア
シュラフは、イスカのアルファライト1300EX、化繊で‐20度まで耐えれます。
‐10度対応のダウンシュラフを持っており、新たに高価なハイスペックのダウンシュラフを買うことに抵抗があったのでこれをチョイス。20000円+税ほどで購入可能。
(購入可能って書いたけど誕生日に貰いました。拓郎ちゃんありがとう)
ほどほどにコンパクトで、コスパはいいと思います。
ケシュアのエアマット(値段忘れた)を敷いて、さらに防災用のアルミシートを敷いていました。寒さを感じることなく快眠可能。
バーナーはSOTOレギュレーターストーブ。純正のブタンガスを使い、‐10度でも問題なく作動。ただ、3本OD缶を持ち込みましたが、一本も使い切りませんでした。3食全て自炊でなければ2本でもいいかも。
ウィンドスクリーンを装備、風除けよりも五徳の硬性を高める効果の方が大きかったです。
今回新たにMSRのコッヘルを導入、上記のストーブと調味料を入れていました。
やはりこのような底が深い上にフラットな形状のコッヘルが一番活躍します。
少々お値段は張りますが満足。
今回、GENTOSのOZ-132をメインライトに。サブにモンベルのヘッドライトをチョイス。
電池はニッケル水素電池、これは耐寒性が高く低温下でも自然放電が少ない為。
特筆すべきはOZ-132。クリップと磁石で様々な場所に固定でき、直視できないほど明るいです。価格も1000円を切るコスパの良さ。ランタン形状などよりもこのように小型で、設置個所の汎用性の高いライトの方が役に立ちます。生活防水付き。
金があったら、下記のネクストーチにしたかったのですが3,000円という微妙に高い価格設定に気後れ。同じようなコンセプトの物を探していてOZ-132に辿り着きました。
また、折り畳みのスコップを持っていきました。サイト地の整地、雪ペグの代わり、サイドスタンドプレートの代用品に活躍。
装備のピックアップは以上。
いやーアウトドアグッズは沼ですね....
僕は冬でもキャンツーをするのでそこまで大きな出費ではなかったですけど、0からこれらを揃えるとなると大分大きな金額になると思います。
再度ですが、参考になれば幸いです。
おちまい。