ベトナムは年始年末の休みは3が日だけです、この休みを利用しました。
(ベトナムの年間休日は117日、すくねぇー)
総行程850㎞、バイクはGSX150です。
基本的に道は単調で、ジャングルの中に一本真っすぐに伸びる道を走るか、終わりの見えない水田の中を走るかで、メコンデルタにツーリングに行くのはお勧めできません。
1日目はバクリュウの街に投宿。
この街には、コントゥバクリュウという大金持ちがいて、ドル札で鍋の湯を沸かし、燃やしては灯りを得ていたそう。日本にも歴史の教科書に出てくる同じような人居ましたね。(コントゥバクリュウは大地主のもとに生まれ、賭場の胴元を務める事で、首が回らなくなった債務者の土地を手に入れ勢力を拡大して行ったとの事。)
彼の跡継ぎは父親程の才覚はなく、孫の代には人力車引きに落ちぶれてしまったとの事です。彼の屋敷は、今はホテルとレストランになっていて、門の前で写真を撮るベトナム人観光客が途切れるませんでした。
ここで、1日目のツーリング動画です。
バクリュウは、街の中を運河が流れている感じがホイアンに似ていて、落ち着いた味のある街です。バクリュウだけを見に来るのは厳しいけど、近くに寄ったら一泊して、夕暮れ時の街を散歩して欲しいです。
2日目は、バクリュウ→カマウ→最南端です。
カマウ以南は大きな街はなく、カマウと最南端の往復は200㎞コースなので、必然的にカマウ泊りになります。
カマウを出てしばらくすると、マングローブ林が現れます。
両側がマングローブの湿地帯を抜ける道は日本にはない光景で、とても気持ちいい。
日本でマングローブというと、わざわざ宮古島まで出ていって見るものだけど、ここでは道の両側に地平線の彼方までマングローブが生えています。
そしてそのマングローブ林が切れてなくなって、この先はもうどこにも行けない、という所が、ベトナムの最南端でした。
最南端はひろーい公園で、でも公園の中にはなんもなくて、その空っぽの公園の中に高い展望台が立っています。でも展望台に上っても見えるのはやっぱり、どこまでも続くマングローブ林なのです。
一旦2日目の動画です。
カマウーホーチミン間は特に特筆するべきものはなし。
動画撮ったものの編集する気が起きないのは、絵が単調だから。
観光というより、ひたすら走り続けた3日間でした。
もうメコンは行きたくないな。
おちまい