火星との交信記録

当ブログの掲載内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。

書き換えじゃないよ】ベトナムで無期限免許(A1,A2)を取った

ベトナムで外国人が免許を取る方法は2つある。

1つは免許の書き換え、2つ目はベトナム語の筆記試験と、実技試験を突破する方法。

前者は手続きこそめんどくさいが、書き換えるだけで済む。

但し、前者は在留許可証の期限がそのまま免許の期限になる為、観光ビザであれば3か月、一般的なレジデンスカードであれば2年が免許の有効期限になってしまい、都度更新が必要である。 

後者であれば、一度取得してしまえば一生更新不要。

 

という事で、ベトナム語の筆記試験を受ける事にした。 

ベトナム語の筆記試験は200問の問題の中から、25問が出題される。ベトナムに来て2年、いまだに中学生レベルのベトナム語の僕だが出題範囲が決まっているので丸暗記で挑むことにした。結果は、25問中24問正解で無事クリア。 

実技試験は、100点中90点で無事クリア。(カブで八の字描くだけ、これが通らなければ確かに路上に出ない方が良い。何度も足付いちゃうおばちゃんとかいたけど) 

 

試験は無事通ったのだが、即免許発行とならなかった、免許を手にするのは2か月後となる…何が起きたのか?

 

免許エージェントを使おう】

実技試験の申込、役所での免許受け取り、各種サポートをしてくれるのが免許エージェントだ。実技試験に関しては、日本のように免許センターに直接申し込む方法があるのか不透明、ほとんどすべてがエージェントを通した受験だと思う(日本語だと教習所になるのか)。

大したコストではない(70万ドン)、ホーチミン市内には無数にあるが今回使ったのは近所のココ。

申し込みさえすれば後は、日程から試験場でのフォローまでしてくれる。  

 

過去に発行した免許を返納しないといけない】

はい、ここが一番時間が掛かりました。

既に免許を持っており、新しい免許の等級が下がる場合、古い免許を返納する必要があります。(今回は車の免許が付帯した物から、バイクの免許のみにダウングレード)

また、返納は発行元で行う必要があります。

全国規模でシステムが統一されていないベトナム、役所間でデーターが共有されていないこともザラ。それは免許も同じで、前の職場のあったホーチミンの隣のドンナイ省で免許の書き換えをしていたため、ホーチミンの免許センターからドンナイ省で返納しろと言われる。

これ、ハノイで免許の書き換えして、後日ホーチミンで筆記試験受ける人とかどうするんだろ…

 

バイクで50分かけ、ドンナイ省の免許センターに殴り込み。ところがセンターの職員は、「バイクの免許は外国人でも無期限だよ、返納する理由がないよ」と言って、返納を拒否。「てめーの問題じゃねぇだろ!こっちは返納したいだけなんだ!さっさと受理しろや!」とすったもんだの末、「現在ホーチミン在住で、ドンナイまで免許の更新に来るのが大変なので免許破棄したく」というフォームを作り、申請は受理された。

フォームは需要ないと思うので張りませんが、担当にフォームを聞いてネットで落とすのが一番いいです。 

このように、人によって言う事が違うのがベトナムの役所です。 

ちなみに免許の返納自体は同日中に完了した。 

 

試験よりも、こっちの方が手がかかったわ。 

 

そんなこんなで手にした無期限免許、次はA2(排気量無制限)でも取ろうかな。 

không thời hạnが無期限の証、書き換えであればここに日付が入る 

2022.2.26_

A2(排気量無制限)無期限免許取得。

尚、書き換えでないA2免許の取得はその条件に『ベトナム語に堪能である事』という不明瞭な条件がつく。 
試験場では『何年ベトナムにいるのか?』『この文章を読んでみろ』などの『ベトナム語能力試験』があったがそもそもこのルートで取得する外国人は少ないはずで、その取得条件は明文化される事はなさそうではある。
尚、ベトナムの免許を取得する事で、日本のジェネーブ条約に基づく国際免許に加え、ウィーン条約の国際免許を保持できる様になり、一部のライダーに人気のモンゴル(日本語の国際免許が通用しない)などの国でも運転できる様になるのだ、最高かよ。 
試験申し込みは前回のA1の時も使った代行業者に依頼した。
A1が60万ドン程度だったのが、A 2は200万ドン位した。また、出題範囲も200問から450問(25問が出題され、23問正解で合格)に倍増。いいお値段する試験代をフイにしない為に、割と真面目に勉強した。

A1とA2、免許番号が同じだった、個人毎に振られた番号なのか、上位免許取得の為なのかは不明

実技の練習には女性の姿も、サンダル履きはご愛敬 




 

おちまい