2022年の2月にベトナム国内で転職しました。
ベトナムで働く外国人は、レジデンスカードという長期ビザと、労働許可証を持っている必要があります。
転職する場合、いくつかパターンがあるのですが、レジデンスカードという一時滞在証明をそのまま残しておいてくれる会社もあります。これはいわば2年間のビザで、労働許可証とは管轄が違うので、制度上、労働許可証を当局に返納しても一時滞在証明は使い続ける事が出来るのです。
労働許可証=労働傷病兵社会事業局
ベトナムは、役所間の連携がまだ取れていないので、レジデンスカードを返さなくても突っ込まれる事はないのです(今はね)。
しかし、大手になると、労働許可証を返納する際に(法律上は)紐づいているレジデンスカードも返納し、1か月のビザを代わりに渡されます。この1か月の間に次の一時滞在証明を取る必要があります。
さて、今回ビザエージェントに依頼し、レジデンスカードの発行をしてもらう事にしました。しかし、今年、コロナによる鎖国期間中に賄賂により入国の便宜を図ったとして、入国管理局のお偉いさんが芋づる式に逮捕されるという事件がありました。
これにより入国管理局に監査が入り、ビザエージェントは今までのように賄賂をによる変化球が投げれなくなってしまったのです。そもそも1か月では次のレジデンスカードの発給はギリギリ間に合わないのを、今までは賄賂でうまい事やってた訳です。
ちなみに、労働許可証はレジデンスカードの有無とは関係なく、発行されました。
ビザの期限が切れ、10日程度たった時点でビザエージェントに見切りをつけ、一旦出国する事にしました。オーバーステイ2‐3日程度ですと、空港で罰金を払うだけで済むそうなのですが、10日の大悪人は国境管理局に出向き、出国の許可証を発行してもらう必要があります。
これは比較的簡単なステップですので、自分で行えます。
まず、国境管理局に行きましょう。当然、朝一、開局前に行きましょう。
もう半年前なのでしっかり覚えていないですが、入って一番右のカウンターがオーバーステイの窓口になります。開き直って、「俺はオーバーステイしてるぞ!」と係員に言って用紙を貰いましょう。番号札に従って悠長に待っている必要はありません。
その場で、申請用の少額を支払いその日は終了。
この際に出国の航空券(14-17日後出国の物)を印刷して持参する必要があります。
2週間後に罰金を支払い、出国許可の紙を貰えますのでそれを以て出国です。
申請日から更に2週間、出国できない旨留意ください。
申請時には本人が出向く必要があります。
おちまい