火星との交信記録

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ベトナムでバイクを弄るという事 

ベトナムはバイク大国だ。 

一般的にGDPが3000USDを超えるとモータライゼーションが始まるとされていて、ベトナムもその萌芽を感じるようになったものの、車で移動した所で市中は停めるところがない訳で、今後も街中を流れるバイクの川という光景は変わらないだろう。 

前職はバイクが借りれたのだが、転職したので自分でバイクを買わないといけなくなった。

インドネシアホンダのwin100というバイクを(88年-05年のロングセラーモデル)、ベトナム北部のDETECHという会社がコピー生産しているのだが(コピー生産に留まらず最新型は排気量が140㏄まで拡大、独自の進化を遂げている)、これの中古を700万ドン(3万5千円)位で買って手を入れている。

買った当初、走るのは走るがボロボロ 

【部品どこで買うのか問題】

ベトナムには整備士の資格がない、メカニックのレベルは相当低い。元々自分でやるのが好きなので、整備は自分でしたいのだが部品をどこで買うのかという問題がある。だってサービスマニュアルはおろか、パーツリストもないようなコピーバイクですよ? 

町の部品屋

そこで町の部品屋である。ここに欲しい部品の現物、なければ写真を持っていくと奥からそのものズバリの部品を長年のカンを元に探して持ってきてくれる。 

店の雰囲気としては漢方薬屋に近い。 

【整備どこに頼むのか問題】 

自分でできない整備もある。(できるけど時間がかかりすぎてやりたくない電装系の引き回しとか)この車種に関しては専門のカスタムショップがあるので、毎回12㎞の道を往復してある程度形にした。タンクオールペンで1万円しないので自分でやる気が失せるのだ。 

ちなみに部品も安い、日本の4分の1くらい。 

後は、近所のバイク屋に少しづつ仕事を振ってできる店を見極めている。 

ある程度形にするのはここに頼んで、あとはコツコツ直しました。 

車体代と同じだけかけて出来上がったのがこれだ

外装は、人生初オールペンを依頼(サイドカバーとタンク)、シートや電装取っ変えても2万円位だったんだけど。流行のトラッカースタイル、見えないところではホイールベアリングが変わっていたりと、結構時間かかってるのだ。

右手を捻るとダダダっと加速して、あーやっぱキャブ車はいいですねーという気分になる。

ヘッドライトはLED

最終的にこいつを仕上げてテト休暇にラオスに行くつもりなのだ。 

 

おちまい