ホーチミンにGUTAカフェというカフェチェーンがある。
基本冷房なし、路上のカフェに毛の生えた程度のオープンカフェ(というと聞こえは良いが)をホーチミンを中心に展開している。
大手フランチャイズのようなお堅い規定は一切なし、少しでも隙間があればそこに開店できる形で店舗を展開する強引さ。カウンターを置いたら座るスペースもないようなペンシルカフェもザラ。
一度、営業担当に話聞いたら、他のカフェとの競争が激しく、コーヒーの利益率は驚異の20%。
一度、狭いコープマートのその軒先を無理やり借りて営業しているのを見て思わず写真を撮ってしまった。店員が携帯いじくるスペースもない有様。
先日、サイゴンリバーサイドオフィスというイケイケ日系企業の入るオフィスビルに営業に行った帰り、車寄せの隅にGUTAぽいFRUITAという店舗を発見。
ネットで調べるも、GUTAのフェイスブックの投稿に写真が出てくる以外の手掛かりなし。察するに、GUTAの新形態として、果汁系ドリンク中心の店舗を実験的に展開したが、うまくいかずに閉店といったところなのか。
来年には人々の記憶から消し去れそうな、サイゴンこぼれ話としてここにその軌跡を記す。
おちまい